黒坂岳央です。
SNSや動画配信サービスでは「やる気がアップする◯◯」といった投稿が人気だ。自分自身、求められてそうしたものを提供することもある。同時に「やる気アップなんて求めるな」とハッキリいうようにしている。理由はムダだからだ。
世の中でビジネスや勉強で成功した人をそれなりに見てきたが、結果を出す人でやる気アップに駆け回って成功した事例を見たことがないのだ。
ビジネスでも勉強でも、やる気アップより環境整備の方が遥かに重要である。その理由を論考したい。
ニワカは本物に勝てないできるだけ意図を伝える目的達成のため、あえて突飛な表現を使うならニワカは本物には勝てない。どれだけやる気アップに駆け回ってやる気を高めるものを集めても歯が立たないのだ。
ここでいうニワカとは能力が低い人のことではなく、自発的に頑張れず、外部に行動するエネルギー源を求める必要がある人と考えてもらいたい。本物はこの逆だ。
ビジネスでも勉強でも、結果を出すには自燃でなければ長期で継続できない。単純に燃焼期間だけでなく、燃焼パワー自体も違ってくる。24時間ずっと仕事のことを考えて、休憩にもつい仕事の成果物の分析をしてしまうような人と、最初の一歩を踏み出すのに毎日苦労し続ける人ではどうやっても勝ち目はないだろう。
こういう事を言うと「成功する人は努力できる才能が違うから仕方がない」という人が出てくる。本当だろうか?人間が頑張る理由は知的好奇心や集中力など、先天的な能力も確かに影響する事実は否定できない。
しかし、両者を分ける大きな差の一つは環境だと思うのだ。