昔に満足する人、不満の人
自分のそれまでの人生にひたすら後悔ばかりする人もいれば、満足している人もいる。両者の差はなんだろうか?自分は必ずしも、その人物の願望成就したとは限らないと思っている。そうではなく、「挑戦したかどうか?全力でやりきったか?」だと思うのだ。学生時代、スポーツに全力投球した人と会話をするとそれがわかる。
それまでは人生のすべてを野球に捧げてきたが、夏の試合で逆転ホームランを打たれた時、「終わった」という感覚とともにホームランボールがスローモーションに見えたという。でも、そのおかげで「自分の人生は野球ではなく、仕事に生きよう」と割り切って考える起点になったと行っていた。競技を変えても、同じようなことを言う人は何人も見てきた。精一杯挑戦をして全力を尽くせば、仮に結果がうまくいかなかったとしても何も悔いはないのだ。
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自分自身、人生に自己満足するように意識しているのもあって「昔はよかった」と思ったことはない。よく「学生時代に戻りたい」といった主張があるが自分はそう思わない。10代、20代は苦しいことばかりだったが30代、40代でドンドン発展した感覚もあり、今が常に人生のピークと考えるようにしている。昔はよかったというのは今が不満の裏返しだ。さらに将来で現在に戻りたいと思わないよう、不満の種は今すぐ取り除くべきだろう。
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提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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