信頼関係の構築

他人との信頼を築くためには、次のようなステップが必要になる。

自己認識=誠実に自分の言葉に責任を持つこと。約束を守ることで信頼性は増加する。 共感的理解=相手の感情や立場を理解することで心の距離を縮める。 オープンネス=自分の考えや感情をオープンに伝える。さらに相手の意見を尊重する。 秘密保持=秘密や個人的な情報を守ることで、信頼関係を強化できる。

信頼は一朝一夕には構築できないものだが、時間を掛けすぎるとロスが生じてしまう。短時間で、これらの原則に従うことで、信頼関係が構築される。

これは、営業マンと顧客の関係をみればわかりやすい。どんなにいい商品であっても、信頼関係が構築できていない相手からは購入したいからである。

人は声で評価する

性格や習慣化された仕事の進め方は簡単に変えられないが声を変えることはできる。声が変わるだけで、成果が変わるなら実行しない手はない。

プレゼン、スピーチ、電話応対、営業、接客など、ビジネスの現場では人と人とのコミュニケーションがつきもの。そのコミュニケーションは声の対話に帰結する。

社内を見渡してもらいたい。声の影響で、話す言葉に説得力が増し、好感度が上がったり、人から信頼されている人はいないか?声が仕事の成果を左右するのは、もはや当たり前のことだともいえるのである。

P.S. 僭越ながら、今回、初出版の夢を実現した、下間都代子さんの前途を祝します。「耳ビジ★耳で読むビジネス書」 のさらなる発展を祈念いたします。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

2年振りに22冊目の本を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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