硬貨を溶かして材料を取り出すことは貨幣損傷等取締法により犯罪行為になり、1年以下の懲役または20万円以下の罰金とされています。
溶かす人はいないかもしれませんが、集める人が増えて、5円玉が市中から姿を消してコイン商などで額面を上回る価格で売買されるというのはあり得るかもしれません。
ただ、例え5円玉を1万枚集めたとしても額面は5万円に過ぎません。材料コストが10円になったとしても数万円程度高値で売れるかもしれないというレベルです。保管場所の問題もありますから投資としては現実的ではないでしょう。
実際に材料費高騰で額面を上回る価値という事態になったら、財務省が材料比率の変更などの対応をするのか?興味を持ってモニタリングしています。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年5月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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