3種類あるENEOSカードは、ENEOSサービスステーションでガソリン割引やポイント高還元、無料ロードサービスなどのメリットのあるクレジットカードだ。ここではENEOSカード3種の違いのほか、共通するメリット・デメリットについて詳しく紹介しよう。

目次
1,ENEOSカード3種の基本スペックと審査難易度比較
2,ENEOSカード3種のポイント還元率&お得なメリット比較
3,ENEOSカード3種の年間ポイント獲得・キャッシュバック試算
4,ENEOSカード3種の特典・サービス
5,ENEOSカード3種に共通する2つのデメリット
6,ENEOSカード3種、どれを選ぶのがお得?

1,ENEOSカード3種の基本スペックと審査難易度比較――ENEOSサービスステーションでお得なカード

ENEOSサービスステーションでお得なENEOSカードには、ガソリンなどの値引きとポイントサービスの両方を備えた「ENEOSカード S」、高還元率ポイントに特化した「ENEOSカード P」、ガソリンなどの値引き額の高さに特化した「ENEOSカード C」という3種類がある。

ここでは、それぞれの特徴を解説するとともに、共通するメリット、デメリットの部分について紹介する。その前にまず、基本スペックを比較しておこう。

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基本スペック……年会費、追加カード、電子マネーなど

ENEOSカード S ENEOSカード P ENEOSカード C
国際ブランド VISA
JCB
年会費 1,375円(税込)
※初年度無料
※年1回のカード
利用で次年度無料
家族会員無料
1,375円(税込)
※初年度無料
家族会員無料
ポイント
サービス
ENEOSカードポイント
通常ポイント
還元率
0.6%
ポイント
交換対象
キャッシュバック
Tポイント
JAL/ANAマイルなど
空港ラウンジ
サービス
付帯保険
追加カード 家族カード
ETCカード
電子マネー 【別途カード発行必要】
QUICPay
【Apple Pay経由】
QUICPay

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)

審査難易度……審査のハードルは比較的低い

満18歳以上なら学生でも申し込みができ(高校生を除く)、主婦・年金受給者でも申し込みが可能となっていることから推測すると、審査基準はそう高くないと思われる。世帯年収が200万円未満でも審査通過の可能性がありそうだ。

ただし、このカードでは過去の金融事故について厳しく判断されるといわれ、クレジットカード、カードローンの支払いや携帯電話端末の分割払いなどで延滞経験があると審査通過は難しいと考えられる。

年会費を無料にする方法……「ENEOSカード S」は年会費無料化が可能

いずれのカードも初年度は年会費無料。家族会員の年会費も無料となる。このうち「ENEOSカード S」に限り、年1回以上のクレジット利用があれば次年度の年会費も無料だ。これはクリアの容易な条件であり、年会費実質無料と考えていいだろう。

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2,ENEOSカード3種のポイント還元率&お得なメリット比較――ENEOSでのポイントアップ&ガソリンなどの値引きが目玉

ここで紹介する3種のカードのうち、「ENEOSカード S」と「ENEOSカード P」にはポイントサービスがあるが、「ENEOSカード C」にはそれがない。まずポイントサービスについて紹介するが、「S」と「P」だけの適用であることに留意してほしい。

たまるポイントと還元率……通常0.6%還元

たまるポイントは「ENEOSカードポイント」で、月間クレジット支払額1,000円(税込)ごとに通常6ポイント(6円相当)がたまる。ポイント還元率は0.6%。有効期限は2年間だ。

たまるポイント ENEOSカードポイント
ポイントのたまり方 1,000円ごとに通常6ポイント
通常還元率 0.6%
有効期限 2年間

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)

ポイントの交換対象……キャッシュバックがおすすめ

ポイントはカード利用代金と相殺する形でのキャッシュバックが可能だ。カード利用代金がキャッシュバック金額に満たない場合は、差額が振り込まれる。

その他、賞品やカタログギフト、ギフト券、Tポイント、JAL/ANAマイルに交換可能だ。賞品・カタログギフト以外の交換対象は次の通りである。

交換対象 必要ポイント 交換対象の単位
キャッシュバック 1,000ポイント 1,000円分
Tポイント 700ポイント
JALマイル 400マイル
ANAマイル
JCBギフトカード 2,000ポイント 1,000円分
ジェフグルメカード
近畿日本ツーリスト旅行券
図書カードNEXT

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

これを見て分かるように、交換対象の中でキャッシュバックが最も還元率が高く、それを選んだ場合のみ0.6%還元となる。そこで、基本的にはためたポイントはキャッシュバックした方がいいだろう。

ただ、いずれにせよ、0.6%の還元率は高い方ではないので、「S」の場合はENEOSでのガソリンなどの値引きと、「P」ではENEOSでのポイントアップと併せてメリットを判断することになる。それについては次の項目で説明しよう。

ポイントアップ&ポイント以外のお得なメリット……ガソリンなどの値引きも

3種のENEOSカードについて、ポイントアップ方法とポイント以外のお得なメリットを説明する。

・「ENEOSカード P」のポイントアップ方法

高還元率ポイントに特化した「ENEOSカード P」は、通常のクレジット利用分が0.6%還元だが、ENEOSでの利用分は1,000円(税込)ごとに30ポイント(30円相当)が付与され、3%の超高還元となる。

・「ENEOSカード S」のポイントアップとお得なメリット

「ENEOSカード S」の通常のクレジット利用分は0.6%還元だが、ENEOSでの燃料油(ガソリン・軽油・灯油)以外の利用(カーメンテ用品など)分は月間利用額1,000円(税込)につき20ポイント(20円相当)が付与され、2%の超高還元となる。

ENEOSでの燃料油購入分にはポイントアップはなく、通常ポイントも付与されない。その代わりに、ガソリンと軽油は2円/L引き、灯油は1円/L引きとなる(免税ガソリン・免税軽油は値引き対象外)。

・「ENEOSカード C」のお得なメリット

「ENEOSカード C」にはポイントサービスがない代わりに、月間クレジット利用金額に応じて、ガソリン・軽油が最大7円/L引きとなる(免税ガソリン・免税軽油は値引き対象外)。また、灯油は月間クレジット利用金額に関係なく常時1円/L引きだ。

値引き額は次の通りである。なお、ここでいう「月間クレジット利用金額」には、ENEOSでの利用を含む一般的なクレジット利用の他、カードにひも付いたApple Pay、QUICPay、ETCカード、家族カードの利用分も含まれる。

ガソリン・軽油 月間クレジット利用金額 値引き単価
7万円以上 7円/L引き
5万円~7万円未満 5円/L引き
2万円~5万円未満 4円/L引き
1万円~2万円未満 2円/L引き
1万円未満 1円/L引き
灯油 いつでも1円/L引き

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

値引き単価の適用範囲は、本会員のカードと家族カードでの購入分を合わせ、ガソリン・軽油の合算で毎月150リットルまでとなるので、大量のガソリンなどを使う人はこの点に注意してほしい。

値引きはカード利用代金の支払い時に請求額から減額される形(キャッシュバック)となり、値引き単価決定の判断対象となるクレジット利用期間と、値引き適用期間、そして実際のキャッシュバックのタイミングは次のようになる。

キャッシュバックサイクルイメージ

1ヵ月目 2ヵ月目 3ヵ月目 4ヵ月目
カード利用 翌月の値引き
単価の決定・案内
ガソリン・軽油の購入 キャッシュバック
(値引き単価の適用)

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

このサイクルにおいて値引きが適用される購入は3ヵ月目からとなるため、入会当月と翌月の購入分は特別にガソリン・軽油が2円/L引きとなる。

以上、見てきたように、ポイントサービスが提供される2枚のカードは、通常のポイント還元率が0.6%と高くはない。しかし、ENEOSで利用するとガソリンなどの値引きやポイントアップを受けられ、トータルなリターンは0.6%を超えることになる。

一方、ポイントサービスのない「ENEOSカード C」では、クレジット利用金額とENEOSにおけるガソリンなどの購入量に応じて、お得度が大きく変化する。

いずれも、ENEOSの利用が少ない場合はメリットが少なく、ENEOSの利用が多いほどにお得になるカードと考えていいだろう。

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3,ENEOSカード3種の年間ポイント獲得・キャッシュバックシミュレーション

各カードのポイントサービスとキャッシュバックの概要を改めて表にまとめたものを次に紹介する。

ENEOSカード3種のポイントサービスとキャッシュバックの概要

ENEOSカード S ENEOSカード P ENEOSカード C
年会費(税込) 1,375円
※初年度無料・
年1回以上の利用で
次年度無料
1,375円
燃料代値引き ガソリン・
軽油2円/L引き
灯油1円/L引き
ガソリン・
軽油最大7円/L引き
灯油1円/L引き
ポイント付与率 通常1,000円
ごとに6ポイント
ENEOS(燃料代以外)
で20ポイント
通常1,000円
ごとに6ポイント
ENEOSで1,000円
ごとに30ポイント

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

これを踏まえると、ENEOSの利用が多い場合、「ENEOSカード C」か「ENEOSカード P」を選ぶことになりそうだ。

一方で、年会費を無料にすることが可能な「ENEOSカード S」も捨てがたい。特にカード利用やENEOS利用がそこまで多くないことが予想される場合、年会費実質無料のこのカードは保有コストがかからない点でメリットが大きい。

年間ポイント獲得・キャッシュバックシミュレーション

どのカードがベストであるかは、給油量、給油価格、給油以外のサービスステーション利用額、クレジット利用額などで変わるので判断が難しい。そこで、ここではそれらの要素を仮に定めてシミュレーションを行ってみよう。

・シミュレーションの設定

年間クレジット利用金額は50万円から、50万円刻みで300万円までの設定とし、そのうち、1%分をENEOSでのカーメンテ用品購入分とする。なお、計算の便宜上、毎月の利用金額は同一と考える。

また、年間ガソリン給油量は360リットル(月間30リットル)/600リットル(月間50リットル)/840リットル(月間70リットル)の3パターンで考え、リッター価格は130円で統一する。

その設定で、年間のトータルメリット(ポイント還元や値引き額)を算出したものを次に紹介する。赤字は同じ条件下で最もメリットの大きいものとなる。なお、「ENEOSカード P」と「ENEOSカード C」は、年会費負担分をマイナスする形で算入した。

・年間360リットル(月間30リットル)給油の場合のシミュレーション

「ENEOSカード S」

年間
クレジット
利用金額
通常獲得
ポイント
(ENEOS以外)
ENEOSでの
獲得ポイント
ENEOSでの
ガソリン
値引き額
トータル
メリット
50万円 2,689ポイント 100ポイント 720円 3,509円相当
100万円 5,659ポイント 200ポイント 6,579円相当
150万円 8,629ポイント 300ポイント 9,649円相当
200万円 1万1,599ポイント 400ポイント 1万2,719円相当
250万円 1万4,569ポイント 500ポイント 1万5,789円相当
300万円 1万7,539ポイント 600ポイント 1万8,859円相当

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

「ENEOSカード P」

年間
クレジット
利用金額
通常獲得
ポイント
(ENEOS以外)
ENEOSでの
獲得ポイント
ENEOSでの
ガソリン
値引き額
年会費
負担
トータル
メリット
50万円 2,689ポイント 1,554ポイント ▲1,375円 2,868円相当
100万円 5,659ポイント 1,704ポイント 5,988円相当
150万円 8,629ポイント 1,854ポイント 9,108円相当
200万円 1万1,599ポイント 2,004ポイント 1万2,228円相当
250万円 1万4,569ポイント 2,154ポイント 1万5,348円相当
300万円 1万7,539ポイント 2,304ポイント 1万8,468円相当

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)

「ENEOSカード C」

年間
クレジット
利用金額
通常獲得
ポイント
(ENEOS以外)
ENEOSでの
獲得ポイント
ENEOSでの
ガソリン
値引き額
年会費
負担
トータル
メリット
50万円 1,440円 ▲1,375円 65円
100万円 2,520円 1,145円
150万円
200万円
250万円
300万円

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

・年間600リットル(月間50リットル)給油の場合のシミュレーション

「ENEOSカード S」

年間
クレジット
利用金額
通常獲得
ポイント
(ENEOS以外)
ENEOSでの
獲得ポイント
ENEOSでの
ガソリン
値引き額
トータル
メリット
50万円 2,502ポイント 100ポイント 1,200円 3,802円相当
100万円 5,472ポイント 200ポイント 6,872円相当
150万円 8,442ポイント 300ポイント 9,942円相当
200万円 1万1,412ポイント 400ポイント 1万3,012円相当
250万円 1万4,382ポイント 500ポイント 1万6,082円相当
300万円 1万7,352ポイント 600ポイント 1万9,152円相当

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

「ENEOSカード P」

年間
クレジット
利用金額
通常獲得
ポイント
(ENEOS以外)
ENEOSでの
獲得ポイント
ENEOSでの
ガソリン
値引き額
年会費
負担
トータル
メリット
50万円 2,502ポイント 2,490ポイント ▲1,375円 3,617円相当
100万円 5,472ポイント 2,640ポイント 6,737円相当
150万円 8,442ポイント 2,790ポイント 9,857円相当
200万円 1万1,412ポイント 2,940ポイント 1万2,977円相当
250万円 1万4,382ポイント 3,090ポイント 1万6,097円相当
300万円 1万7,352ポイント 3,240ポイント 1万9,217円相当

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

「ENEOSカード C」

年間
クレジット
利用金額
通常獲得
ポイント
(ENEOS以外)
ENEOSでの
獲得ポイント
ENEOSでの
ガソリン
値引き額
年会費
負担
トータル
メリット
50万円 2,400円 ▲1,375円 1,025円
100万円 4,200円 2,825円
150万円
200万円
250万円
300万円

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)

・840リットル(月間70リットル)給油の場合のシミュレーション

「ENEOSカード S」

年間
クレジット
利用金額
通常獲得
ポイント
(ENEOS以外)
ENEOSでの
獲得ポイント
ENEOSでの
ガソリン
値引き額
トータル
メリット
50万円 2,314ポイント 100ポイント 1,680円 4,094円相当
100万円 5,284ポイント 200ポイント 7,164円相当
150万円 8,254ポイント 300ポイント 1万234円相当
200万円 1万1,224ポイント 400ポイント 1万3,304円相当
250万円 1万4,194ポイント 500ポイント 1万6,374円相当
300万円 1万7,164ポイント 600ポイント 1万9,444円相当

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

「ENEOSカード P」

年間
クレジット
利用金額
通常獲得
ポイント
(ENEOS以外)
ENEOSでの
獲得ポイント
ENEOSでの
ガソリン
値引き額
年会費
負担
トータル
メリット
50万円 2,314ポイント 3,426ポイント ▲1,375円 4,365円相当
100万円 5,284ポイント 3,576ポイント 7,485円相当
150万円 8,254ポイント 3,726ポイント 1万605円相当
200万円 1万1,224ポイント 3,876ポイント 1万3,725円相当
250万円 1万4,194ポイント 4,026ポイント 1万6,845円相当
300万円 1万7,164ポイント 4,176ポイント 1万9,965円相当

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)
 

「ENEOSカード C」

年間
クレジット
利用金額
通常獲得
ポイント
(ENEOS以外)
ENEOSでの
獲得ポイント
ENEOSでの
ガソリン
値引き額
年会費
負担
トータル
メリット
50万円 3,360円 ▲1,375円 1,985円
100万円 5,880円 4,505円
150万円
200万円
250万円
300万円

(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)

シミュレーションの考察

以上のシミュレーションを見ると、ENEOSでの給油量が少ない場合は「ENEOSカード S」がお得で、給油量が少し多くなり年間クレジット利用額も多い場合、あるいは給油量がかなり多い場合は「ENEOSカード P」がお得ということが分かる。

では、「ENEOSカード C」には良いところがないのかというと、実はそうともいえない。

月間150リットルまでの値引きの適用は、年間で最大1万2,600円の割引が可能になる。つまり、クルマを業務に使っていてガソリン消費が非常に多い場合、「ENEOSカード C」が一番お得というケースも出てくるだろう。

また、ENEOSでの利用も含めて月に7万円以上(年間84万円以上)を使ってさえいれば、7円/L引きでガソリンなどを給油できる。その条件を満たす分だけこのカードを使い、他の支払いにはポイント還元率の高い他社クレジットカードを使う方法もある。これなら、それぞれのカードのいいとこ取りをできるはずだ。

なお、ENEOSカードの公式サイトには「ENEOSカード診断」というシミュレーターがあり、そこに諸項目を入力するとベストなカードを教えてくれる。申し込みを検討している人はそれを参考にしてもいいだろう。

4,ENEOSカード3種の特典・サービス――ロードサービス、修理費用・レンタカー優待、ETCカード無料

ここでは、ENEOSカード3種の共通する特典・サービスを紹介しよう。なお、ENEOSカードの発行はトヨタファイナンスとなり、国際ブランドの他に「TS CUBIC CARD」のブランドロゴも入っているが、トヨタ関係のサービスは付帯しない。

メリット1,ロードサービスが無料で付帯 ドライブがもっと安心に

クルマの故障やトラブルに対し、電話1本で365日・24時間対応してもらえる「ENEOSロードサービス」が付帯する。無料利用は年間2回までだが、全国約8,500ヵ所の拠点から30分~1時間でかけつけてくれる、イザというときに頼りになるサービスだ。

対象は車両総重量3トン未満の自家用4輪車である。無料サービスの範囲は次のようになる。

サービス項目 サービス内容 ENEOSロードサービス
レッカーサービス ※1 レッカー車による移動 10キロメートルまで無料
路上修理(30分以内) キー閉じ込み開錠サービス 30分以内無料
バッテリージャンピング
タイヤパンク時の交換作業
落輪時の引き上げ作業 ※2
ガス欠時の給油作業
その他、30分以内の作業

※1:自力走行不能な場合(キー紛失は対象外)
※2:落差1メートル以内、タイヤ1本までが対象
(※ENEOSカードのホームページを元に筆者作成)

 

部品代やガソリン代などは実費、その他の特殊ケースも有料となるが、無料でこれだけのサービスを受けられるのは十分なメリットといっていいだろう。

さらに要望に応じて、レンタカー・代替交通手段の案内、宿泊先案内、24時間営業のサービスステーションの案内なども受けられる(レンタカー代や宿泊費などの実費は自己負担)。

メリット2,クルマ周りの各種優待を提供 修理やレンタカーが安くなる

クルマ周りの特典・優待として、修理費用の割引優待とレンタカー割引優待を必要に応じて利用できる。

・「カーコンビニ倶楽部」でキズ・ヘコミの修理費用が5%オフに

全国に1,000店舗以上を展開する「カーコンビニ倶楽部」の優待として、クルマのキズ・ヘコミの修理費用が5%オフになる。

・レンタカー優待

全国約1,000ヵ所のオリックスのレンタカーネットワーク(オリックスレンタカー、レンタカージャパレン、エックスレンタカー)の優待として10%オフで利用できる。

クルマの修理費用の優待が付帯するクレジットカードは少ないので、これはある種レアなメリットといっていいだろう。

メリット3,ETCカードを年会費無料で作ることができる

本会員、家族会員ともETCカードを年会費無料で作れる。ただし、本会員がETCカードを作っていない場合、家族会員はETCカードに申し込めないので、その点は注意したい。

ETCカードが有料のクレジットカードもあることを考えると、これもメリットの1つといっていいだろう。

5,ENEOSカード3種に共通する2つのデメリット――保険の未付帯と通常還元率がネックに

ENEOSでお得に使える3種のENEOSカードにも、デメリットといえる特徴がある。

デメリット1,保険が付帯しない

いずれのENEOSカードにも旅行傷害保険やショッピング保険などは付帯しない。保険付帯の年会費無料カードもあることを考えると、これはデメリットといってもいいだろう。

特に海外では医療費が高額につくことがあるため、海外旅行時には旅行傷害保険は必須だ。海外に行くときには、海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを持つか、別途、保険商品を購入する必要が出てくる。

デメリット2,通常還元率が低く、メインカードとしては使いにくい

「ENEOSカード S」「ENEOSカード P」は、通常のポイント還元率が0.6%とあまり高くないので、ENEOSでだけこれらのカードを使い、それ以外では還元率の高い他のカードを使った方がいいだろう。それは言い方を変えると、メインカードとしては使いにくいカードということだ。

一方、「ENEOSカード C」では、月に7万円を利用すればガソリンなどの値引き額単価が最大に達してしまうので、先にも触れたように月7万円を超える分は、他の高還元率カードを使った方がいいことになる。

6,ENEOSカード3種、どれを選ぶのがお得? 「ENEOSカード診断」を判断の参考に

ポイントサービスとキャッシュバック(ガソリンなどの値引き)の部分以外の特典・サービスは3種のカードのいずれも同内容なので、どれを選ぶかという点については先に紹介したシミュレーション結果を参考にしてほしい。

どれがベストかはっきりしないなら、ENEOSカードの公式サイトにある「ENEOSカード診断」を利用すればいいだろう。

なお、ENEOSの一部のサービスステーションでは、値引きやポイントアップなどの特典が適用されないので、カード申し込みの前に自分がよく利用している店舗が適用対象かどうか確認することをおすすめする。

 

モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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