有名タレントを多数使い、10億円当たったらどうなるかばかりを想像させるCMで、情弱な人たちの射倖心を煽る。カジノよりもタチが悪いのではないでしょうか。
宝くじを買うなら、例えば少し勉強して、来年からNISAを始めてみる。その方がお金の不安を解消できる可能性が圧倒的に高い夢とロマンのある方法です。
他力本願で10億円が当たることを願っても、その夢はまず叶いません。少し考えてみれば、当たり前のことです。
政治が悪い、社会が悪いと他責にしながら、宝くじに一発逆転を託す。
真面目に努力をする人が報われない社会も問題ですが、真面目に努力すらしない人が、その不満を社会や他人にぶつけるのも問題です。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年12月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?