例えば、仕事やプライベートでトラブルに巻き込まれたら弁護士に相談することになります。

その際、どの弁護士を選んだら良いかというのは悩ましい問題です。

最近は、友人知人にも相談できる弁護士がいるので安心ですが、全くツテがない場合、それぞれの弁護士事務所のホームページなどを見ても、優秀な適任者を選び出すのはほぼ不可能です。

これは、弁護士の選定だけではなく、医者、歯医者、税理士のような専門家でも同じです。これらの士業の人たちは資格を持っているといっても、その専門能力のレベルは玉石混交です。

そこで、役立つのは「紹介」です。自分が信頼できる人に紹介してもらった人であれば、一般公開情報から判断するより、圧倒的に信頼感が高まります。

このような「紹介経済」は、マーケットメカニズムによるマッチングを前提とする「市場経済」よりも安心感があります。

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依頼する側からすれば、誰が良いか自分では決められない判断に必要な材料を信頼できる紹介者から得ることができます。

逆に、紹介される側からしても、ネット広告などで、一般から集めた顧客よりも紹介された人たちの方が安心です。

信頼できる紹介者からであれば、トラブルを起こすような顧客が来たりしたりしないからです。

最近、飲食店でも人気店ではこの紹介制を採用するお店が増えてきました。来店した人だけが、次の予約を取れるようにするシステムです。 行ったことのない人から見ると、何だか閉鎖的な仕組みに見えます。