メンバーは、医療保険者(皆さんの給料から保険料を天引きしたものを預かっている人たちの代表)や医師、薬剤師、歯科医師の代表、さらには医療機関が作る団体の代表や公益代表(学者など)です。

この会議体で決まる価格設定は、患者に提供される医療内容に影響することはもちろんですが、医療提供者側やビジネスサイドの動きにも大きな影響を与えます。

せっかく革新的な医療サービスを開発したのに、すごく安いお値段をつけられたら、提供すればするほど赤字、ということにもなりかねません。

逆に、あまり高い値段をつけられると、世論から「儲けすぎ」と批判が高まったり、サービスを受ける人がすごく限られたりしてしまうこともありえます。

その意味で、ここで決まる価格設定は、日本でどのような医療が提供されるかのトレンドに大きな影響を与えるわけです。

医療の分野でビジネスを行ったり、これから参入を考えたりしている人にとってはもちろんのこと、医療保険領域で政策を提言しようと考える人にとって、この会議体に関する理解は非常に重要になります。

そこで今回は、「中医協」の年間の動き、意思決定のタイミング、それに影響を与える人々について徹底解説し、意思決定に影響を与えるためにどのようなルートがありうるかを紹介します。医療業界、製薬業界の方は必読の内容です。

(この続きはこちらのnoteから)

(執筆:西川貴清、監修:千正康裕)

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編集部より:この記事は元厚生労働省、千正康裕氏(株式会社千正組代表取締役)のnote 2023年12月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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