かつで日本でテレビに出まくっていた自称コンサルタントのショーンK氏は、実は経歴が偽装で整形もしていたことがバレてメディアからすっかり姿を消してしまいました。
テレビ局だけではなく国民もすっかり騙されてしまったわけですが、ショーンK氏からは実に多くの学びがあります。
詐欺や犯罪をやる人間は実に綿密に準備をやるので、そこには凄まじいノウハウと努力があります。
私の近著『世界のニュースを日本人は何も知らない5』でも英語習得のノウハウを紹介していますが、特にショーンK氏の英語には参考になる部分が多いのです。
彼の英語は大変明瞭です。スピードがちょうどよく聞きやすいのです。特に重要なのが抑揚やリズムで、英語は文法が正しいことや語彙も重要ですが、何より大事なのがこの抑揚と語彙なのです。彼は英語圏で公式な教育を受けた記録はなく、恐らく住んだこともないのでしょうが、これができています。
恐らく生まれつき耳が良いのでしょう。
歌が上手い人は外国語の発音の習得が早いのですがそれと良く似ています。国内で英語の音声を繰り返し繰り返し聞いて、何回も復唱して練習した努力があったものと推測します。
きちっと話していても、「英語的な抑揚」「妥当なリズム」がないと聞く方は理解ができません。つまり、聞く方は抑揚なリズムで何を行っているかを判断しているわけです。