図2出典

将来の気温上昇予測(のアノマリのモデル間の平均値)と並べてみても、現時点でのモデル間での気温の差がいかに大きいか分かるというものだ(図3)。

図3出典

要は、地球という物理・化学・生物システムはとても複雑で、その基本的なエネルギーのバランスですら、現状では、モデルによって十分に捉えられているとはいえない。このため現在の気温についてすらモデル間では大きな差異がある。

それでも、図1からも分かるように、アノマリ(偏差)の時間変化についてはモデル間での一致はわりとよい。だがこれも、20世紀後半の気温上昇がCO2などの温室効果ガスによるものだと教え込んでパラメーターを調整している(チューニング)からに過ぎない。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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