2位:ネリー コルダ
  (アメリカ/賞金額 $4,391,930/2016年デビュー/世界ランク1位)
 今シーズン前半、無類の強さを発揮したコルダ。1月のシーズン2戦目ドライブ・オン選手権でリディア コをプレーオフの末に破り優勝すると、3月の朴セリ・LAオープンからフォード選手権、T-Mobileマッチプレイ、シェブロン選手権、みずほアメリカズ・オープンと出場大会5連勝を達成する。なかでも5大メジャーの1つシェブロン選手権では2位Tから最終日に逆転勝利し、120万ドルを稼いだ。シーズン後半に猛烈な追い上げを見せたティティクルに屈するも、11月のアニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカンでも優勝し、シーズン通した活躍を見せたコルダ。来シーズンも勝ちまくる姿を見せられるか、期待が持てる1年だった。

1位:ジーノ ティティクル
  (タイ/賞金額 $6,059,309/2020年デビュー/世界ランク4位)
 デビュー5年目の新鋭。5大メジャーでは全米女子オープン選手権での6位タイが最高位だったが、秋を迎えると覚醒。9月のクローガー・クイーンシティ選手権で2位に入ると、その後の大会も常に上位で安定したスコアを残し、11月のシーズン最終戦、CMEグループ・ツアー選手権では、追いすがるエンジェル イン(アメリカ)を1打差で振り切って優勝、400万ドルを手にした。一気に頂点まで駆け抜けた彼女の次の目標はメジャー初制覇になるだろう、来シーズンを楽しみに待ちたい。

【ゴルフデータコラム】米国男子ツアー 生涯獲得賞金額ランキング

 終盤に覚醒、立て続けに好成績を収めた21歳の新鋭が、みごと賞金女王に輝いた。来シーズンはさらなる若手の台頭があるのか、日本人選手の活躍は?などなど、楽しみだ。

※12月20日現在の成績
(SDAA編集部)