その他の「Word」「一太郎」それぞれの強みは?

ここまでは変換性能や段組み・レイアウトなどを中心に、Wordと一太郎を「ワープロソフト」として比較してきました。これらの機能に焦点を当てる場合は、筆者としては「一太郎」の方がワープロソフトとしてWordより優れていると評価しています。

一方で各ソフトには、その他にもそれぞれ強みがあります。最後にここまでに紹介しきれなかった、各ソフトの強みも紹介します。

Microsoft WordはOffice製品との連携や汎用性で「一太郎」を上回る

Wordの最大の強みは、他のOffice製品とのシームレスな連携と、幅広い互換性にあります。たとえば、ExcelのデータをWordに簡単に挿入したり、PowerPointのスライドをWord文書内に埋め込んだりすることが可能です。

また、Wordはグローバルスタンダードとしての地位を確立しており、他のソフトウェアとの互換性も高いです。クラウドサービスとの連携や、モバイルデバイスでの利用など、多様な環境での使用が可能です。これは、一太郎が主に日本国内での使用に限定されているのと対照的です。

そのため、ほかのOffice製品を使うことを前提とした場合のビジネス利用であれば、「一太郎」がWordに勝てるところは正直ありません。一太郎は、あくまでワープロソフト単体としての能力が高い印象です。

一太郎独自の「シート機能」の利便性は非常に高い

ワープロソフト単体としての「一太郎」の能力の高さをよく表しているのが「シート機能」。これは一つの文書ファイル内に複数の「シート」を作成し、それぞれ独立したレイアウトや設定を適用できる機能で、Excelにはあるものの、Wordにはないものです。

「Microsoft Word」と「一太郎」、ワープロとして結局どっちの方が使いやすい?
(画像=『オトナライフ』より 引用)

シート機能では、一太郎のシートはもちろん、WordやExcel、PDFなども入れることができるため、非常に便利。総じて「ワープロソフト単体」として見ると、一太郎は十分にWordに匹敵するか、上回るレベルのソフトではないでしょうか。

※サムネイル画像は(Image:「Amazon」公式サイトより引用)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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