北朝鮮代表、町田ゼルビアOBの鄭大世氏は先日、黒田剛監督率いる町田のプレースタイルに対する批判を一蹴。以前からロングスローにおけるタオルの使用や、パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太によるPK直前の水かけ行為が問題視されるなか、「ノーファウルでルール内であれば、相手を壊すことも考える」「どんな汚いことをしても勝つのはプロ」といったコメントが物議を醸しているが、東京ヴェルディ・名古屋グランパス・FC岐阜OBである高木義成氏のSNS投稿、そしてアビスパ福岡前監督・川崎フロンターレ新監督である長谷部茂利氏の過去発言にも注目が集まっている。
鄭大世氏はインターネット動画配信サービス『DAZN』の特別番組「UNSAID」に出演。今も絶えない“町田批判”や日本のサッカーファンの考え方について、以下のようなコメントを残している。
「サッカー界すべてが町田に感謝しないといけない。批判あるじゃないですか?あれ全部負け惜しみなんですよ。自分が応援している、サポートしているクラブが負けた腹いせに、あいつらのサッカーはダメだと言っている。文化的にも出る杭を叩くという文化が着実に存在している。どの国にいっても」
「数年前まで環境は、本当にアマチュアなんですよ。練習場も人工芝。クラブハウスもない。それだけ劣悪な環境でやってきたなかで、スポンサーがしっかりしたところが付いて、今みたいな成功街道を描いたことに対して受け入れられていない人がいるからこういう言葉が出てくる」
「サッカーを知らない人が『激しすぎるだろう、ロングスロー?』といったことを言う。海外のサッカーを見たら、むしろ優しくて。これは選手の本音で、引退したから言えるけど、ノーファウルでルール内であれば、相手を壊すことも考える。どんな汚いことをしても勝つのはプロだし、勝たなきゃいけない」