「後悔先に立たず」とは
ここからは「後悔先に立たず」とはどのような言葉なのか解説します。
「先に立たず」があらわすもの
「後悔先に立たず」の「先に立たず」とは、前もって知ることはできないということを表しています。
何かをする際、それが成功するのか失敗するのかは誰にも予測できません。
ましてや行動を起こした結果、自分が後悔するのかしないのかもわかりません。
後悔は常に結果とセットで訪れるものです。
つまり、前もって後悔するかどうかを判断することはできないのです。
そのことを表したのが「先に立たず」という言葉と言えるでしょう。
「後悔先に立たず」の用い方・例文
「後悔先に立たず」は取り返しのつかないような場面で使用します。
・例文1:よく考えずに仕事を辞めてしまった。今思うとすごく良い職場だったのかもしれないが、後悔先に立たず。もう戻ることはできない。
・例文2:喧嘩の勢いで別れてしまったが、あの人以上に自分にとって最高の相手はきっとこの先現れないだろう。後悔先に立たずとはよく言ったものだ。
このように、やってしまったことに対して後悔している場面で使用します。
とりわけ、取り返しのつかない状況になってしまっている場面で使用します。
ただし、教訓としての意味合いで使用される場合もあるので注意しましょう。
・例文3:後悔先に立たずというから、しっかりと予防対策しておくことが必要だ。
この場合は「後悔していること」に対してではなく「後悔しないために」というニュアンスとなります。