1の原著は世界でベストセラーになり、「人類史を書き換える新理論」として話題になったが、これは新理論というよりヨーロッパ中心の人類史を石器時代にさかのぼって否定する「人類学批判」である。残念ながらグレーバーは死去したが、われわれが自明と考えている国家や文明などの概念を実証的に批判し、新しい社会科学の可能性を示している。
グレーバー&ウェングロー『万物の黎明』ブランシャール『21世紀の財政政策』
ノードハウス『グリーン経済学』
ダンバー『宗教の起源』
マカロー『親切の人類史』
田中秀明『新しい「国民皆保険」構想』
ライハニ『「協力」の生命全史』
Lomborg, Best Things First
クリスチャンセン他『言語はこうして生まれる』
レイランド『人間性の進化的起源』