私が小中学校時代を過ごした日本は、経済が2桁成長し、新しい商業施設や鉄道が次々と作られた時代です。

確かに、晴海フラッグのマンション群も高度経済成長期に多摩ニュータウンなどに作られた集合住宅のような風情。マンションというより「団地」という表現が似合います。

日本社会は、これから高度経済成長期のような高い経済成長率を実現する事は2度と無いでしょう。人口が減少していく中で、それ以上に一人当たりのGDPを引き上げていくのは極めて困難な作業だからです。

晴海フラッグで、せめて気分だけでも新興国のような成長経済の明るい気分を味わう。果たしてこの前向きな気分はいつまで味わうことができるのでしょうか。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年3月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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