エネルギーと調和
エネルギーは、目に見えるものではありませんが、誰しもエネルギーが自分の中に存在していることを感覚的、体験的に知っている、と三上さんは言います。
「今いる空間、身に着けている衣類や装飾品、隣で仕事をしている人、ついさっき届いたメールの内容……実はそのすべてのエネルギーから私たちは何かしらの影響を受けているのです。家に帰り、パジャマやスエットを着るとゆったりとした気持ちになる一方、朝を迎えてスーツや仕事着に着替えるとシャキッとした気持ちになりますよね」(三上さん)
人は周囲の人やモノからエネルギーの影響を受けている、ということになるのでしょう。エネルギーをどのように受け止めて解釈すればいいのでしょうか。 三上さんは、エネルギーと体の関係を次のように例えています。
「ラジオに例えるとイメージしやすいでしょう。ラジオは各局からいろいろな周波数の電波が送信され、周波数が一致すると番組を聴くことができます。これがエネルギーでいえば、メッセージの送受信がうまくいった心身の調和がとれている状態です。逆に周波数が一致しないと、受信できませんから番組を聴くことはできません」(三上さん)
「私たちが心身の不調として感じる内側からのメッセージの裏には、外側からのいろいろなメッセージの影響があるということです。それに気づくことが、自分のエネルギーを整える第一歩となると考えています」(同)
「何だか調子が悪い」「すっきりしない」ことがありませんか。体のエネルギーを整えることで、活力のある生活を送れるようになるかも知れません。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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