そのエッセンスは、モンテカルロから北東へ車で3時間ほど、イタリア産ヴェルモットの名産地ピエモンテへ運ばれる。こちらは、そのワイン文化や自然景観がユネスコ世界遺産に登録されている。この土地で生まれる最上の”ムスカート・ダスティ”と”ネッビオーロ・ダルバ”という2種のワインに、バラの花のエッセンスやさまざまなハーブ・スパイスの風味を加えて、ビアンコ(白)とロッソ(赤)の”モンテカルロ・ヴェルモット”が完成する。
ビアンコは、甘くフローラルなワインをベースに、レモン、ビターオレンジ、マンダリン、グレープフルーツなどの柑橘がみずみずしくも爽やかに香り、そこに芳醇なバラの芳香がふわりと加わり、全体を上品な甘さに仕上げている。ロッソは、完熟赤い果物の甘い風味のワインをベースに、生姜や胡椒が香り、バラの香りがエレガンスを加えて巧みなバランスを生み出だす。両方とも、ヴェルモットに欠かせないにがよもぎが、洗練された苦味でその魅力をさらに高めている。
ストレートで風味を存分に味わうもよし、オンザロックで爽やかなアペリティフとして楽しむもよし、ソーダで割って軽やかなカクテルとして飲むのもよし。モンテカルロのバーやレストラン、プールサイドやビーチで味わえば格別。珍しいモナコ土産としてもおすすめだ。
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Monte Carlo Vermouth
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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