今週出かけた目黒にある4文字熟語のお寿司屋さんは、ハイレベルなお寿司にマニアックなワインを合わせる私好みのお店です。カウンター席に座ると、お店のルールが置かれていました。
そこには新規の予約は受け付けないという記載とともに、食べログなどのグルメサイトへの投稿は「固く禁止」となっていました。
ただし、写真撮影は他のお客さんが落ち込まなければ可能。ブログやインスタグラムなどのSNSへの投稿は大歓迎と、グルメサイトへの厳しい制約とは真逆の扱いです。
なぜ食べログのようなグルメサイトへの掲載は敬遠されるのでしょうか。
有名なグルメブロガーは、食べログにも実名投稿したり、自分のサイトやインスタグラムアカウントにリンクを貼ることもあります。身元を明かし、リスクを取って投稿しています。
ところが、多くのグルメサイトの投稿は匿名で、ハンドルネームからは誰が書いているのかわかりません。
まともなレビューもたくさんありますが、中には的外れのトンデモレビューがあったりするのです。
例えば、ランチで1度しか行ったことがないのに、重箱の隅をつつくようなネガティブな投稿で、鬼の首を取ったようにお店の足を引っ張るような人たちです。
主観を押し付けられるのも困りますが、それ以上に真実と異なる誤解や虚偽の記載をされていても、投稿者が特定できず削除要求することもできません。
人気のあるお店は、そもそもグルメサイトに掲載されて、そこからの集客に頼る必要ありません。紹介やリピートだけで充分予約を埋めることができるからです。