今回の一件で「だから役所はダメなのだ」みたいなことを言ってる人が結構いたんですが、個人的にはむしろ役所の方がまだ状況はマシだなという印象ですね。
確かに、競合相手があるわけでもなく、業績が賞与に反映されるでもない役所の方が“ぬるい”のは事実でしょう。
だから、ソリティアやってる人間が発生する余地も民よりは大きいのかもしれません。
一方、これが民間だと「暇だから時間をつぶしている」なんて雰囲気的に許されません(というとみんな経営目線を持っていると勘違いする人もいそうですけど、どっちかというとムラ社会のノリに近いです)。
結果、そうした状況になってしまった人達は一生懸命仕事を作ることになります。
意味のない会議や、誰が必要としているのかわからない資料などは、たいてい誰かが「やってるふり」をするためにオーダーされてるものですね。
もちろん、そういう仕事は“やってる感”を出すために周囲を巻き込んでなんぼなわけです。多くの人を巻き込めば巻き込むほどに「お、あいつ頑張ってるな」と偉い人からは見えるからですね。
どっちみち仕事しないんなら、一人でソリティアやっててくれた方が100倍マシと思うのは筆者だけでしょうか。
以降、
・“消化試合”を生むのは人ではなく制度 ・時間とは潰すものではなく有効に活用すべきものである
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Q:「中国人って本当にみんな猛烈社員なんでしょうか?」 →A:「日本人もかつてはそう呼ばれてましたね」
Q:「なんで連合って天引きに声を上げないんでしょうか」 →A:「一応、その役割を担うのが民主党だったんですけどね……」
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編集部より:この記事は城繁幸氏のブログ「Joe’sLabo」2024年2月8日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はJoe’s Laboをご覧ください。
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