自己肯定感は何から派生したか
2000年以降、多くの会社で成果主義人事制度が導入されました。成果主義による組織活性化が期待されますが、むしろ制度上の矛盾を露呈する結果に陥ります。社員のマインドは疲弊し将来のパスが見えにくく漠然とした不安が蔓延したのです。
その後、成果主義を定着させる理論としてEQ(Emotional Intelligence Quotient)がブームになります。筆者は、当時、EQJapanという組織に所属していました。この組織はEQ理論提唱者と共同研究をしていた世界唯一の研究機関です。筆者は、営業部門、戦略部門、プロファイラー部門を統括しEQ理論を普及させる活動にまい進しました。
「自己肯定感」は、EQ理論から派生した理論で、私的自己意識と抑鬱性がミックスしたものと考えられます。上手くコントロールするには、楽観性やセルフエフィカシーが必要です。
また、子どものころ、親やまわりの大人たちが注いでくれた愛情や肯定の言葉、承認の態様が影響をお呼びします。愛されて育った人は、自己肯定感が強いことが多いのです。
本書では「自己肯定感」を高めながら、人生をよい方向へと導く方法が紹介されています。人生は選択の連続です。自らを客観視してより良い人生を歩むきっかけをつかみましょう。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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2年振りに22冊目の本を出版しました。
「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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