黒坂岳央です。
人生、長く生きているとそれなりに嫌なことを経験していくものである。特に繊細な人は物事を見る解像度が非常に高いために、普通の人が気づかないことまでしっかり拾い上げて大きなダメージを受けてしまうのである。
筆者自身、大変神経質で受ける必要のないダメージをしっかり拾っていつまでも受けるという体質だった。しかし、自分なりに嫌なことを忘れる力をスキルとして得た感覚があり、そこから人生が楽になった。それをシェアしたい。
嫌なことを反復しない嫌な経験、嫌な人間関係があった時、多くの人はそれを反復して何度も追体験するということをやってしまいがちだ。いろんな場所でいろんな人に愚痴をこぼしてしまうのである。
確かに愚痴をこぼした瞬間は楽になるが、その度に嫌な出来事を何度も何度も脳内で色濃く映像として再現し、自分の嫌な感情を反芻してしまっている。そのせいで、いざ目の前で聞いてくれる人がいなくなれば嫌な記憶だけが強く残ってしまう。結果、余計に辛くなるのだ。自分も昔はそれをしていた時期があった。
ではどうすればいいか?嫌な経験、嫌な人間関係は反復しない工夫をするのだ。たとえばネット上で赤の他人に嫉妬をして攻撃をしかけに行く人がいるが、嫌だなと思った相手は即ミュートやブロックをすればいい。見えなければこの世に存在しないのと同じである。職場の人間関係はなかなか逃げづらい事情があるが、少なくともSNSでまで我慢する必要はないだろう。