「金色夜叉」の別れのシーン。時代なんですが、 若い層に女性を足蹴にするこの像が受け入れられるのかな、と疑問に感じます。

かつては尾崎紅葉の「金色夜叉」の舞台として名をはせた熱海ですが、熱海を訪ねる観光客の客層は大きく変化してこの物語を知る人はだいぶ少なくなりました。しかしそれも時代の流れでしょう。

熱海は地の利を生かしたうえで知恵を働かせて若い息吹を町に流し込むことに成功して復活に成功しました。コロナ禍とその後のインバウンドの到来で旅行業界は深刻な人手不足でせっかくの観光需要を取り逃さないようにすることが今の課題といいます。一度どん底を味わったからこそ得られる反省点を活かしてさらなる隆盛をつかみ取ってもらいたいものです。

実は今月末、衰退に喘ぐある温泉地を初訪問します。熱海に比べて何が足りていないのか、何ができそうなのか。素人目線ではありますが、そんな視点で温泉地を歩いてその考察をブログで書けたらと思っています。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年5月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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