慶應医学部を中退して、外資系投資銀行モルガンスタンレーで仕事をしていた「エリート女子」が、23歳でサイドFIREを目指しながら千葉の勝浦に育休移住。それを紹介しているこちらの記事が話題になっています。
仕事をバリバリやって収入を増やし、経済的強者になれるポジションにいたにも関わらず、敢えて「経済的弱者」を目指す人生戦略を選択したのは、自分の自由な時間を犠牲にして努力して働いても幸せは得られないと感じたからだと語っています。
自ら意図的に収入を減らすことで住民税のかからない世帯になる。それによって、税金の負担が無くなるだけではなく、社会保険料の負担も無くなります。さらに、子供の教育費の無償化の範囲も広がっていくのです。
子供との時間を削って懸命に働くと所得制限にかかってしまい、子育て・教育支援の給付金の支給対象外になってしまう。収入が増えると子供の進学の機会を奪ってしまうというパラドックスが存在するのです。
その代わり、収入は働いて得るのではなく「やどかり投資」と呼ばれる不動産収入によって補う。