カブドットコム証券のNISAのメリットは？　手数料や割引サービス、人気銘柄を紹介

カブドットコム証券では非課税で取引ができるNISAを取り扱っている。他の金融機関でも同様にNISAに対応している場合が多いが、同社でNISA口座を開設した場合、どのようなメリットがあるのだろうか。

カブドットコム証券のNISAのメリット2つ　NISA割とスピード申し込み

カブドットコム証券でNISA口座を開設した場合のメリットは主に以下の2つだ。

通常の現物株式取引手数料が割引になる

同社では「NISA割®」という制度を実施しており、NISA口座所有者を対象に現物株式の取引手数料が最大5％まで割り引かれる。割引率はNISA口座継続年数によって異なり、1年目は1％だ。以降、年初のNISA口座の継続によって毎年1％ずつ割引率が上がり最大5％までの割引となる。

スピード申し込みができる

一般的に、すぐにNISA口座を利用したい場合でも税務署の審査があるため口座開設は通常1～2週間かかる。それがスピード申し込みであれば税務署の審査を待たず、同社の手続きが完了後、すぐに口座を開設することが可能なのだ。同様のサービスは楽天証券などでも実施されている。

カブドットコム証券のNISAの手数料は最低0円から

カブドットコム証券では、NISA口座での売買手数料は最低0円からで、金融商品によって異なっている。国内株式は取引手数料無料だ。投資信託の場合はノーロード投信も用意されており、売買手数料は0円からある。ただし投資信託の場合は信託報酬（管理・運用してもらうための経費として投資家が管理・運用を行う会社に支払い続ける費用）が発生するので注意が必要だ。

その他にもカブドットコム証券では、単元未満株のプチ株®や投資信託を毎月100円以上1円単位の少額から積み立てられる「プレミアム積立®」のサービスを提供。NISA口座でも取引可能だ。プレミアム積立®の手数料は以下の表の通りである。

プレミアム積立®手数料表
（※プチ株®のみ）
積立回数	手数料率	最低手数料 (税別)
1回目	約定代金の 0.5％	48円
2回目	プチ株®手数料の 10％割引	43円
3回目	プチ株®手数料の 20％割引	38円
4回目	プチ株®手数料の 30％割引	33円
5回目	プチ株®手数料の 40％割引	28円
6回目以降	プチ株®手数料の 50％割引	24円

※公式サイトを元に筆者が作成

毎月の積立手数料が1ヵ月ごとに10％ずつ割引されていき、6回目以降の積立は手数料50％割引となる。

カブドットコム証券のNISA口座株式買付総合ランキング 1位は日産

NISA口座開設後、どの銘柄を購入すればいいのか迷う人も多いのではないだろうか。そこでカブドットコム証券が発表している同社のNISA口座株式買付総合ランキング（2018年9月1日～28日の約定金額順）から人気の銘柄を紹介しよう。

・第1位　日産自動車＜7201＞
自動車大手、現在はルノーとの関係見直しを模索中だ。

・第2位　JT＜2914＞
たばこが事業の中核だが、食品・医薬品なども幅広く展開している。

・第3位　ワールド＜3612＞
兵庫県神戸市に本社を置く総合アパレル大手、SCや百貨店なども展開中だ。

・第4位　武田薬品工業＜4502＞
国内製薬首位。高配当銘柄として投資家の間でよく知られている。

・第5位　みずほフィナンシャルグループ＜8411＞
3メガバンクの一角として有名。近年は銀行・信託・証券の連携に注力している。

カブドットコム証券での一般NISAとつみたてNISAの切り替え方法は？

カブドットコム証券では一般NISAとつみたてNISA、どちらの切り替えにも対応しており、投資家が自由に切り替えることができる。切り替え方法はカブドットコム証券に勘定変更依頼書を請求し、書類到着後に必要事項を記載し返送するだけだ。その後に税務署の審査が行われ、約3週間で切り替えが完了となる。

手続きが完了した場合、同社のホームページにログイン後の「お客さまへのお知らせ」欄で通知がされる。

手数料0円にスピード申し込みが魅力のカブドットコム証券

カブドットコム証券ではNISA口座での売買手数料が国内株式0円と安いだけでなく、NISA以外の通常の株式取引にもお得なNISA割が適用される。口座開設の早さも魅力の一つだ。まだNISA口座を開設していない人は、この機会にカブドットコム証券での開設を検討してみてはいかがだろう。

文・右田創一朗（元証券マンのフリーライター）

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