安全な飛行を確保するため、客室乗務員は保安要員として機内や乗客の安全を守っている。
新型コロナウイルスのパンデミックのなか、どの航空会社もマスク着用ほか厳しい感染予防対策のガイドラインを策定。客室乗務員の指示は絶対というなか、アメリカでは若い女がとんでもない事件を起こしていた。
このたびその裁判が開かれたことを、『CBS News』『USA TODAY』などが報じている。
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■カリフォルニア州の上空で…
事件は昨年5月下旬、カリフォルニア州のサクラメントを発ち、サンディエゴに向け飛行中だったサウスウエスト航空の旅客機において起きた。
目的地に近づき機体が着陸の体勢に入るところで、客室乗務員がすべての乗客に対し、シートベルトの着用と、シートのリクライニングやテーブルを元の位置に戻すよう指示して回っていたという。
■注意されて女は逆上
そんな中、女性の客室乗務員がマスクを外している若い女の乗客を発見。注意したところ髪をつかまれ、拳で顔や頭を殴られる激しい暴力を受けた。
女は現在29歳のヴィヴィアン・クィノネス。飛行機が目的地のサンディエゴに到着すると、ただちに空港警察が乗り込み、安全な運行を妨げる行為および傷害罪につき逮捕した。
一方、歯を3本折られ左目の下からも出血が続く客室乗務員は、ただちに病院に搬送され治療を受けた。