■懲役15ヶ月の実刑判決
5月24日、その裁判がサンディエゴにある連邦刑務所で開かれた。クィノネス被告の様子を別の乗客が携帯電話で録画しており、その映像は事件の動かぬ証拠となった。
安全な飛行を確保するため、客室乗務員は保安要員として機内や乗客の安全を守っている。彼らに対する攻撃は容認しがたいとして、被告には懲役15ヶ月の実刑判決が言い渡された。
また、怒りをコントロールできない被告は、アンガーマネジメントの講習会やカウンセリングへの参加も義務付けられたという。
■年間5000件超の事件
なお、クィノネス被告は3年にわたりすべての航空会社の利用を禁じられたほか、客室乗務員への損害賠償金と罰金を含め、日本円にして425万円ほどを支払うよう命じられた。
アメリカ連邦航空局(FAA)によると、2021年に報告された機内での暴行・傷害事件は5,000件を超えており、連邦捜査局(FBI)はこの厳しい判決を大きく支持。「客室乗務員への攻撃や妨害行為は決して許されない。このことを誰もが認識するべきだ」と感想を述べている。
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)
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