チリのおふくろの味カスエラ
カスエラはスペイン語で「浅い土鍋」という意味ですが、チリでは料理の名前。一般的なチリ人が週に1回は食べる具沢山のスープです。
私はチリで味噌汁について説明する時、「日本のカスエラ」だと言っていますが、味噌汁の中身が非常に自由なのに対し、カスエラは、大きいじゃがいもと、かぼちゃ、肉(鶏肉か牛肉)の切り身は必須で、とうもろこしも大概入っていて、上には細かく切られたコリアンダーがのっています。
「カスエラの作り方を知らないチリ人はいない」と言われるほどメジャーな料理で、元々は首都サンティアゴの田舎でよく食べられていたらしいですが、今は南北に細長いチリ全土で食べることができます。
私も青年海外協力隊員でとある村の家族の家にホームステイさせてもらっていた時は、よくカスエラをいただきました。このカスエラにメルケンがとても合うのですが、その感覚はまさに、温かいうどんに七味と同じです。
七味がないとなんだか寂しいのですが、カスエラにメルケンがなかったら非常に寂しい。そんな感じです。
メルケンの使い方
カスエラなど、スープ以外でもメルケンは茹でたじゃがいも(主食として食べられる)やオーブン焼きにかけたり、サラダにちょこっとかけたりします。メルケンは塩も入っているのでちょっと味が足りない時にもかけると便利です。
変わりどころでは、ミチェラダというビールのレモン割もチリではメルケンを使います。ミチェラダは、もともとメキシコ発祥の飲み物ですが、レモンが入っていてさわやかなので、これからの季節(南半球は夏に向かっています)によく登場します。
ミチェラダは、まず、平たいお皿に塩とメルケンを混ぜ合わせ、
グラスの口を濡らして、塩+メルケンをつけます。その後、グラスにレモン汁を入れ、ビールを足します。
飲むたびに口に塩とメルケンが当たるので、ちょっとしょっぱく、スパイシーな味わいがするわけですが、それが癖になるおいしさなのです。少ししょっぱいのでおつまみがなくてもビールが進みます。
以前の記事で、チリでおにぎりを売っていることを書きました。
今年は縁あってスペインでおにぎりを売りました。チリのお土産としてスペインに持って行ったメルケンの袋があったので、それをおにぎりのタレの脇に置いていたところ、大好評。
メルケンを売って下さいと頼まれることすらあったくらいです。また、これを書くために検索した記事の中でも、「ミラノで開かれたエクスポのチリのブースで一番人気があったのが、メルケンであった」という記述がありました。
国際的にも味が認められたメルケン、チリにお越しの際にはぜひ、お試しください。スーパーの調味料コーナーでも売っています。
文・写真・IZUKAWAUSO/提供元・たびこふれ
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