今季は3年ぶりに片野坂知宏監督がチームへ帰還し、J1昇格へ向けて新たなスタートを切った大分トリニータ。しかし、一時は残留争いにも巻き込まれ最終的に16位でフィニッシュと昨年から大きく順位を落とす厳しいシーズンとなった。そんな中でも、クラブ期待の若手の1人MF保田堅心は随所にそのポテンシャルの高さを見せていた。

第3節の藤枝MYFC戦で先制点を挙げてチームのシーズン初勝利に貢献。また、第26節のロアッソ熊本戦ではコーナーキックの場面鋭いボールを送り直接ゴールを奪うなどキックの質の高さも見せた。もちろん182cmの純粋な高さも大きな魅力。大分は昨季終了後、MF高畑奎汰やFW藤本一輝といった今後クラブを背負っていくような選手を失っただけに同じ轍は踏みたくないだろう。果たして動きはあるのか。J2屈指の若手の去就から目が離せない。