昨季は最終的にJ2リーグ得点王にもなった同チームのFWフアンマ・デルガドが活躍を見せる中、怪我に苦しむシーズンを送ったFWエジガル・ジュニオ。今季は序盤からその鬱憤を晴らすような活躍を見せた。
第2節のベガルタ仙台戦でゲーム終盤に途中投入されるといきなりゴールをマーク。続く第3節でも2ゴールを挙げチームの勝利に貢献するなど開幕早々存在感を発揮した。第10節にはハットトリックも達成し、最終的にシーズンを通して15ゴールをマークするなどチームの3位に貢献した。横浜F・マリノスに所属していた2019シーズンには二桁ゴールも記録していることからJ1での実績も申し分ない。それだけに、得点源を欲するクラブから声がかかることは十分に考えられる。
小森飛絢(ジェフユナイテッド千葉)
昨シーズンは33試合出場でチームトップかつJ2日本人選手トップタイとなる13ゴールを挙げてチームを6年ぶりのプレーオフ進出へと導いたFW小森飛絢。千葉に残り、再び昇格へと挑んだ今季はさらに強烈な得点力を見せつけていた。
エリア内ではこぼれ球への反応が素早く得点チャンスを逃さない。さらに的確なワンタッチからや相手のタイミングを外すシュートなどゴールへと結びつける技術はいずれもハイレベル。今季、特にシーズン後半戦では3試合連続となる複数得点など大暴れして、終わってみれば23ゴールでJ2得点王にも輝いた。J1を飛び越え海外挑戦も十分にあり得る小森。千葉としてはなんとしてもチームに残留してほしい選手だが、すでにJ2で収まる選手でないことも事実ではないだろうか。
相良竜之介(ベガルタ仙台)
昨シーズンは16位フィニッシュと失意の1年となったベガルタ仙台。しかし、今季は森山佳郎新監督のもとシーズン序盤から好調を維持し、6位でJ1昇格プレーオフ進出を果たしていた。残念ながら昇格こそ叶わなかったが、来季に向け大いに期待の持てるチームへ生まれ変わったことは間違いない。そんな仙台で攻撃のキーマンとして躍動したのが、昨季サガン鳥栖から期限付きで加入し今季完全移籍したMF相良竜之介だ。