2024シーズン限りで清水エスパルスを退団した日本代表GK権田修一につづき、鄭大世氏も黒田剛監督率いる町田ゼルビアを巡る問題に言及。以前からロングスローにおけるタオルの使用や、パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太によるPK直前の水かけ行為を問題視する声が挙がるなか、町田OBである同氏の発言内容を巡り、賛否含めて様々な意見が飛び交っている。
鄭大世氏はインターネット動画配信サービス『DAZN』の特別番組「UNSAID」に出演。元プロ野球選手の西岡剛氏らとの対談しているが、話題が町田のプレースタイル等に及ぶと、以下のようなコメントを残している。
「サッカー界すべてが町田に感謝しないといけない。批判あるじゃないですか?あれ全部負け惜しみなんですよ。自分が応援している、サポートしているクラブが負けた腹いせに、あいつらのサッカーはダメだと言っている。文化的にも出る杭を叩くという文化が着実に存在している。どの国にいっても」
「数年前まで環境は、本当にアマチュアなんですよ。練習場も人工芝。クラブハウスもない。それだけ劣悪な環境でやってきたなかで、スポンサーがしっかりしたところが付いて、今みたいな成功街道を描いたことに対して受け入れられていない人がいるからこういう言葉が出てくる」
「サッカーを知らない人が『激しすぎるだろう、ロングスロー?』といったことを言う。海外のサッカーを見たら、むしろ優しくて。これは選手の本音で、引退したから言えるけど、ノーファウルでルール内であれば、相手を壊すことも考える。どんな汚いことをしても勝つのはプロだし、勝たなきゃいけない」
X上では、特別番組の一部を切り取った動画が拡散。「結果出せばなんでもいい」「町田だけ責められるのはおかしいし、他のクラブでもやっていることある」といった賛同意見が寄せられる一方で、「勝利至上主義はいいけど、あからさまに怪我させたり反則とかはダメ」「相手へのリスペクトなしに勝利至上主義だけ掲げているのか?」「『ノーファールでルール内であれば、相手を壊すことも考える』というのが嫌ですね」といった否定的な声も。