それからは覚醒し、遠投してはイカダの真下まで誘い寄せ、どうやらイカのアタリを感じ取っている様子。するとグーンとした重みがサオ先に乗った。先ほど追ってきたアオリイカだろう。無事に600gクラスを釣り上げた。
味をしめたのか、エンジン全開。ボトムステイに集中して、それからというもの絶好調。600gクラス3連続ヒット。タモ入れに忙しい私は、スミをぶっかけられてあぜん。午前8時までに2人で5匹。表彰を狙うなら800g以上が欲しいところだが。
しかしこの後の1匹に驚きを隠せずにはいられなかった。ドラグがジーッととうなる。水面に上がってきたのは、ジェット噴射で最後の抵抗する大型のアオリイカ。「お~デカッ!」と思わず声がもれる。
エヴォリッジをしっかり抱いたキロオーバーが無事にタモに収まった。これは、ひょっとしたら優勝かも。
川中さんはキロ超えキャッチで優勝(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)
イカダエギング懇親会の結果
日が上がりその後は全く反応がなく、終了の午後2時を迎えて納竿。迎えの船が来て日乃出屋に戻り検量すると、アオリイカ1250gで川中さんが見事優勝。2位はアオリイカ655gで桜井一郎さん。
2位入賞の桜井さんはアオリイカ655g(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)
3位はコウイカ635gを釣り上げた磯釣り女性アングラーの川井季巳江さん。上位入賞の皆さん、おめでとうございます。
上位入賞の川井さん、川中さん、櫻井さん(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)
今後は1kgクラスの良型狙いめ
迫間浦のアオリイカは、水温が下がってくる晩秋からサイズ狙いで今年いっぱいは楽しめそうだ。キロクラスを狙いに、皆さんもイカダエギングに挑戦してみてはいかがだろう。
川中さんと筆者の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)
<週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦/TSURINEWS編>