以前、大臣会見で質問したらNHKの政治部鈴木哲也記者に「そんな質問するな」と妨害されました。

NHK政治部記者の暴言 不誠実な「皆様のNHK」の態度

この件を実名、写真入りでSAPOやJapan In Depthで書いたら、以後NHKからは出禁になったようです。

「皆様のNHK」の誠意に疑問①〜問題が発生したら無視を決め込む公共放送は許されるのか

これを読むと当局との癒着がよくわかります。

防衛記者クラブの「台所事情」何とも厳しい実態

課業中に酒を飲む? 酒代も気になる。記者クラブでは課業中に酒を飲むのだろうか。

次は交際費だ。この項目の「善政」というのは、記者クラブの会員限定の「行事」のようなものだ。防衛記者会では幹事社の交代や重要な審議事項などがあるときなどに弁当などを用意して、昼休みに集まって話し合う。記者クラブの会費は会社が出している。

ビール券は各幕僚監部との記者懇談会用となっているが、取材対象である自衛隊に現金同様のビール券を渡しているということになる。かつて官庁の裏金問題でビール券が注目されることがあった。ビール券やタクシー券が通貨として役所内で流通していたのだ。

防衛省による防衛記者会に対する利益供与が疑われる問題もある。防衛省のA棟の記者会室、会見室、会見控室、D棟にある記者会室などの記者会が使用している部屋の家賃、管理費、光熱費は資料を見る限り支出に入っていない。記者会をケアする防衛省の連絡官2名の人件費も防衛省が負担している。これらの費用は毎月100万円を超えているだろう。

ぼくがこの件を報じて当時の河野太郎大臣に質問して以来、防衛省から役務提供はなくなり、幕僚監部との付き合いも見直されたようです。

またぼくや布施祐仁氏、寺澤有氏らがフリーランスの会見参加を申し込んで、その後なんとか実現できましたが、大変厳しい制限があり機能はしていません。

防衛省における定例記者会見への参加について

防衛省における定例記者会見(注)については、防衛記者会に所属しない方であっても、次の(1)から(7)のいずれかに該当する方は、所定の手続きを行った上で参加することができます。

(1)日本新聞協会会員社に所属する記者 (2)日本民間放送連盟会員社に所属する記者 (3)日本専門新聞協会会員社に所属する記者 (4)日本雑誌協会会員社に所属する記者 (5)日本インターネット報道協会法人会員社に所属する記者 (6)在日外国報道協会(FPIJ)会員社に所属する記者 (7)上記(1)から(6)に該当しない記者で、上記(1)から(5)に掲げる団体の会員社が発行または運営する媒体に定期的に署名記事を提供する者(防衛省・自衛隊に関連する記事に限る。)

最近は防衛省の各種レクチャーなどの取材機会も記者クラブ縛りのものは減ってきました。今後も嫌われても(笑)微力ながら改善に尽くしていきたいと思います。

■本日の市ヶ谷の噂■

空幕衛生は毎年ゴールデンウィークに開かれる米国の宇宙航空医学会に視察名目で数名の医官を派遣している。だが空自には現在航空医学の専門医はひとりもおらず、派遣される医官も階級だけは高いが専門も博士号も持たない落ちこぼれ医官ばかりで、実態はご褒美の物見遊山、との噂。

Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。

陸自装甲車両調達の最新情報 24年度防衛予算

月刊軍事研究4月号に陸自の18式防弾ベストに関する記事を寄稿しました。

軍事研究 2024年 04月号 [雑誌]

Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。

次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する 次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その1 駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用

編集部より:この記事は、軍事ジャーナリスト、清谷信一氏のブログ 2024年5月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、清谷信一公式ブログ「清谷防衛経済研究所」をご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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