日本では、懐石料理のような伝統的な飲食店だけではなく、美術関係のアーティストやクラシックの演奏家のような人たちにも、職人気質を求める傾向があります。
例えば、現代アートの作家さんやクラシックのピアニストのような人が、商売っ気を出して営業を始めたり、作品から多額の利益を得たりすると嫌悪感を示したりするのです。
すべての職業は、その人の努力や才能に対し、対価を払うものであり、飲食店の料理人やアーティストも同じです。特定の仕事だけを特別視するのは間違っていると思います。
商人気質で成功した大金持ちの料理人やアーティストが日本にもたくさん生まれ、商人気質の職人が憧れの職業になるような時代が来て欲しいと思っています。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年2月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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