デフィレとともに特別にプログラミングされた、My’kal Stromile振付の”Word for Word”。シャネルの衣装は素敵。

続いて、本舞台スタート。

フォーサイス、Rearray。ニコラ・ル=リッシュとシルヴィ・ギエムのために作られた作品のリメイクだそう。数週間前、舞台稽古を観たけど、目も当てられなかった。その時に比べれば、ロクサーヌ頑張ったし、ルー=マルコーのフォーサイス的な動きはなかなか。でも、リュドミラの不在が辛い。なんで怪我しちゃったんだか…。

続く、Blake Works I (ブレイク・ワークス1)も、リュドミラ、そして初演時のフランソワが恋しいものの、作品自体&音楽よいので、楽しく観られる。

二つ見比べて思うけど、フォーサイスは、人数多めの作品の方がいい気がする。人数少ないと、フォーサイススタイルをマスターしたダンサーでないと観るのきついし。

注目は、後ろの方で踊ってたシャル・ワグマン。外部テスト受けて、ミュンヘンからパリにやってきた実力派。舞台稽古の時に、1人光ってて、”知らない、誰?”と後で調べたらシャルだった。しなやかでシャープな体の動き、見事。ちょっとアレッシオに似た顔もいいな。あーっというまに、上に上がってくるでしょうね。

ジェルマンやポールはもちろん普通にいいけど…

コールで踊ってたシャル(中央)から目が離せない 嬉しいな、いいダンサーが入ってくれて

後半は、オペラ座初登場、ヨアン・インガーがNDT2に作ったImpasse。いいよ~、と聞いてたし、音楽がイブラヒム・マーロフというのも気になってたし、隣の席の人が、”この間のガラで見て、とってもよかった”と言っていて、興味津々。

ほぉ、悪くない!というか、ほぼマッツ・エク。”扉”が出るところから、エクっぽいし、あらゆる動きがエクを彷彿させて、好み。ブレイク同様つい体が動いちゃいそうなマーロフの音楽もセンスいい。