ヤマトホールディングス(HD)と日本郵政が進めている協業が、存続の危機に直面しています。ヤマトは、フリマアプリ利用者が多い小型薄型荷物の配達を日本郵便に委託する取り組みを一時中断するよう申し入れました。この協業で配達が遅れることがしばしばあり、サービス品質を維持するため、自社で配達を続けると判断したためだそうです。

ヤマト運輸は、以前「メール便」の配達を自社から日本郵便へ委託する方針を取り、配達員3万5千人の削減を行いました。しかし、その後も業績が改善しなかったため、日本郵便に委託していた「クロネコゆうパケット」の配達について、遅延が目立つとして再び自社での配送に戻すことを検討。日本郵便に配達委託の停止を打診しました。

クロネコヤマトの宅急便 Wikipediaより

この動きに対し、日本郵便側は反発しており、両社の関係に緊張が高まっています。ヤマトと日本郵便の協業は難しい局面を迎えているようです。