「葦の髄から天井を覗く」の成り立ち

「葦の髄から天井を覗く」とはどんな意味?その由来や類語語は?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「葦の髄から天井を覗く」の成り立ちを解説します。

「葦の髄から天井を覗く」は葦の性質が由来

「葦の髄から天井を覗く」は植物の「葦」の性質が由来となっています。

「葦」はイネ科の多年生植物で、茎が空洞になっているのが特徴です。

もともと「葦」は地中を這うように伸びる地下茎を持ち、その節からひげ根を伸ばして生長していくという特性を持っています。

そのため、断面から覗くと穴から先が見える構造となっています。

転じて、その「葦」の性質から「葦の髄から天井を覗く」という言葉が生まれました。

葦には「あし」と「よし」の読み方があるけれど・・・

「葦の髄から天井を覗く」の「葦」には2つの読み方があります。

1つが「あし」で、もう1つが「よし」です。

一般的に植物としての「葦」は「あし」と読みます。
しかし、ことわざの「葦」では「よし」と読まれます。

この違いがあるということも合わせて覚えておきたいです。