「寄らば大樹の陰」の類義語

(画像=『FUNDO』より引用)
ここからは「寄らば大樹の陰」の類義語を紹介します。
箸と主とは太いがよい
「箸と主とは太いがよい」は、箸は太くてしっかりしたものが良いように人に仕えるなら頼りになる主人が良いということを例えたことわざです。
箸が細いと何を掴むにしても頼りなく感じてしまうものです。
しかし、丈夫なものであればどのようなものも簡単に掴めます。
転じて、人に仕えるなら頼りになる主人を選ぶべきという意味で使用されるようになったとされています。
その点が「寄らば大樹の陰」と重なるのではないでしょうか。
鰯の頭をせんより鯛の尾に付け
「鰯の頭をせんより鯛の尾に付け」は、小さくて弱いものの頭になるよりも大きくて強いものの尾についていく方が確実であるということを例えたことわざです。
弱者より強者に頼った方が安全であるという意味もあります。
その点が「寄らば大樹の陰」に通ずるのではないでしょうか。
長いものには巻かれろ
「長いものには巻かれろ」は、勝ち目のない相手には抵抗するよりも服従した方がかえって良いということを例えたことわざです。
現代では社長など権力のある人に盾を突くよりは大人しく従っていた方が安全であるという意味で使用されます。
その点が「寄らば大樹の陰」に似ているかもしれません。