そうでなくても補助金頼みの自治体はインバウンドでどれだけ稼ぐかにかかってる。本日はわたしの元クライアントでもあった訪日ラボさん(いまはメイン事業は別のが主流)の資料を使って説明いたします。

どこの都道府県にインバウンドが来ているのか

今年の4月〜6月期です。 こちらは4月から6月なので、冬であれば北海道と新潟の数が増加すると思われますが、去年まで東京がダントツ。大阪が物凄い勢いで伸びてきて東京を抜かんばかりの勢いです。

1 東京 2 大阪 3 千葉 4 京都 5 福岡 6 奈良

北海道は12位、沖縄は11位。

という順。これが、いくらお金を落としたのかとなるとびっくりするほど順位が変わる。

インバウンドが使ったお金の総額の順位

1 東京 2 大阪 3 京都(↑1) 4 福岡(↑1) 5 千葉(↓2) 6 北海道(↑6)

ここでは東京が突出し、来訪数では肉薄していた大阪は半分まで落ちます。つまり大阪は短期旅行とあまりお金を使わない韓国の若者が多いと思われます。千葉はドカンと下がり、成田の通過点だったことがわかります。北海道と沖縄がじわりと上がってくる。京都は東京の1/5まで落ちる。

この時点で来訪者数では6位だった奈良は18位まで落ちた。

太客が来ている都道府県はどこ

1人あたりの額で見ると、どこに太客が来ているかわかります。

1 東京 2 北海道(↑10) 3 沖縄(↑8) 4 福岡(↑1) 5 愛知(↑4) 6 大阪(↓3)

47 奈良(↓41)

奈良がダントツのビリ!!!

要するに奈良県に来るインバウンドはお金を使わないせいぜい鹿を蹴って動画を撮る程度の人ばかり。コンビニで買い物しないでトイレだけ借りるみたいな客ばかり。

ホテルもない、飲食店もない、買えるのは鹿煎餅だけみたいな・・・去年まで6期もやってた知事はなにしてたんでしょうか

太客とは基本的に長期滞在してくれる客で、東京、北海道、沖縄はそうした太客がたくさん来ている。しかしお金が無い客が観光バスで来てもたいしてお金は落とさない。長期滞在するには滞在しても楽しめるコンテンツが必要なのです。京都や奈良には古い寺がたくさんあるが、こればかり1週間も見て歩く観光客はかなりのマニアですよ・・・。