特に存在感を放ったのがラスト2試合。第37節の名古屋グランパス戦ではシュート技術の高さを見せての2得点。続く最終節のジュビロ磐田戦ではパスセンスが光り2アシストと大暴れして見せた。そんな終盤戦の働きぶりに加え昨年のJ2後半戦で見せた活躍を思えば、中原は鳥栖が1年でJ1復帰を果たすためのキーマンと言えることから手放せない選手5位とした。


福田晃斗 写真:Getty Images

4位:福田晃斗

今季は開幕戦でいきなりこぼれ球をダイレクトに蹴り込むシュートで先制点を奪う活躍を見せたMF福田晃斗。その後、一時はリーグ戦出場のない時期もあったが、シーズン後半戦ではスタメンに戻り途中12戦未勝利と長いトンネルから抜け出せずに苦しむチームを支えた。

豊富な運動量で広範囲に顔を出し、守備ではスペースを埋め攻撃では敵陣深くまで侵入してチャンスに絡む。攻守に厚みを出すためには欠かせない存在だ。今夏の移籍により、中盤の中央はMF河原とMF手塚康平を失っていた鳥栖。MF藤田直之も今季限りで引退することを発表しており、来季はますます手薄になるポジションの1つだ。それだけに、福田のチームにおける重要性もさらに高まることから手放せない選手4位とした。

原田亘 写真:Getty Images

3位:原田亘

昨季はJ1初ゴールをはじめ4つのアシストなど攻守両面で存在感を示したDF原田亘。今季も、右サイドバックやセンターバックとして主力を務め32試合に出場した。チーム内フィールドプレーヤーにおける最長の出場時間となっていることからもその重要性が窺い知れる。

攻撃面ではさらに磨きがかかり、鋭いグラウンダークロスからのアシストや狙いすましたミドルシュートなど相手の脅威となる武器を披露。3ゴール2アシストと結果を残している。夏にMF長沼やFW横山といったサイドの攻撃の要を失った鳥栖にとって、ポジションは違えど原田の重要性は夏以降さらに増した。来季も主軸としての働きが期待されることから手放せない選手3位とした。


朴一圭 写真:Getty Images

2位:朴一圭