物事の扱い方ややり方、ものの言い方について例えたことわざが「丸い卵も切りようで四角」です。
しかし、この言葉はどのような状況を指すのでしょうか。
この記事では「丸い卵も切りようで四角」がどのようなことわざなのかを解説します。
目次
・「丸い卵も切りようで四角」とは
・「丸い卵も切りようで四角」の意味
・「丸い卵も切りようで四角」には続く言葉があることも
・「丸い卵も切りようで四角」の用い方・例文
・「丸い卵も切りようで四角」の類義語
・物は言いなし事は聞きなし
・物は言いよう
・物は言い残せ菜は食い残せ
・まとめ
「丸い卵も切りようで四角」とは
ここでは「丸い卵も切りようで四角」の意味を解説します。
「丸い卵も切りようで四角」の意味
「丸い卵も切りようで四角」は、物事は扱い方ややり方によって円満に進むこともあれば角が立つこともあるということを例えたことわざです。
丸い卵も切り方によっては四角い卵になります。
転じて、物事は方法次第で良くも悪くもなることを言います。
現代ではものの言い方についての表現としてよく使用されるのが特徴です。
「丸い卵も切りようで四角」には続く言葉があることも
「丸い卵も切りようで四角」には特定の言葉が続くこともあります。
例えば「丸い卵も切りようで四角、ものも言いようで角が立つ」という言葉を続けて表現することもあるそうです。
なお「丸い卵も切りようで四角」だけであれば物事全般に対しての言葉となります。
しかし「ものも言いようで角が立つ」が加わることで、ものの言い方次第で結果が変わることを意味するようになります。
この点は微妙にニュアンスが変わってくるので注意が必要となるでしょう。
特に人の対応や態度に向けての表現としてなら「ものも言いようで角が立つ」の方を際立たせて表現した方が伝わりやすくなるのではないでしょうか。
ただし「ものも言いようで角が立つ」という言葉そのものが「卵も切りようで四角」の類義語とされることもあるので気を付けておきたいです。
「丸い卵も切りようで四角」の用い方・例文
「丸い卵も切りようで四角」はものの言い方に対して使用します。
・例文1:丸い卵も切りようで四角となるからこそ、相手の立場に立った行動が必要となるのではないだろうか。
・例文2:文面でのやり取りは絵文字を使用するかどうかで印象が変わる。まさに丸い卵も切りようで四角とはこのことである。
・例文3:言葉は丸い卵も切りようで四角にもなる。公の場での発言には十分に気を付けなければならない世の中だ。
このように「丸い卵も切りようで四角」は、1つの行動や発言によって結果が左右されてしまうようなことに対して使用されます。
例えば、SNSでは言動1つで英雄になることもできれば、炎上してしまうこともあるのではないでしょうか。
SNSはとても便利なものですが、間違った方法で目立とうとすると取り返しのつかないことになってしまうこともあります。
逆にSNSをうまく活用して自分の印象をコントロールすることもできます。
このように物事は扱い方ややり方によって円滑になることもあれば角が立つこともあることを「卵も切りようで四角」と表現するわけです。