厄介事に対して使用される言葉、それが「目の上のたんこぶ」です。
しかし、そもそもこの言葉はどのような意味を持つのでしょうか。
この記事では「目の上のたんこぶ」がどのような言葉なのかを解説します。
目次
・「目の上のたんこぶ」とは
・「目の上のたんこぶ」の意味
・「目の上のたんこぶ」の言い換え表現
・「目の上のたんこぶ」の用い方・例文
・「目の上のたんこぶ」の類義語
・煙たい存在
・おじゃま虫
・立ちはだかる壁
・まとめ
「目の上のたんこぶ」とは
ここでは「目の上のたんこぶ」の意味を解説します。
「目の上のたんこぶ」の意味
「目の上のたんこぶ」は、何かと目障りだったり邪魔だったりするものの例えです。
ここでの「たんこぶ」はうっとおしいものの例えとして使用されています。
実際に目の上にこぶができるととりわけ邪魔になってしまいます。
その様子から作られたのが「目の上のたんこぶ」です。
「目の上のたんこぶ」の言い換え表現
「たんこぶ」はカタカナで「タンコブ」と書かれることがあります。
また、漢字表記で「たん瘤」と書かれることもあります。
そのため「目の上のタンコブ」や「目の上のたん瘤」と表記されることもあると覚えておくと良いかもしれません。
単なる言い換え表現としてなら「目障りなもの」「邪魔なもの」と表現できます。
ただし、ここでの「たんこぶ」には具体的なモノだけでなく人物も含まれます。
そのため、特定の人物を指して「厄介者」「邪魔者」とも言い換えられるでしょう。
総じて足手まといな存在や煙たい存在、嫌われている存在などを指す言葉で言い換えられます。
「目の上のたんこぶ」の用い方・例文
「目の上のたんこぶ」は目障りなものや邪魔なことに対して使用します。
使用する相手は物事だけでなく人物なども含まれるのが特徴です。
・例文1:結婚してからというもの、嫁にとっては姑がずっと目の上のたんこぶだったに違いない。なぜなら、2人はいつもいがみ合っているからだ。
・例文2:隙あらばサボるような社員は組織にとって目の上のたんこぶと言える存在だろう。辞めさそうにもなかなか辞めさせられない分、厄介である。
このように「目の上のたんこぶ」は特定の物事や人物に対して使用します。
現代では「お荷物になっているような相手」を指して使用するのが一般的です。
他にも、ずっと気がかりであることを例えて使用する場合もあります。
・例文3:交通事故を起こしてしまったこともあり、過失割合がどうなったか気がかりで仕方ない。家計が厳しい我が家にとってこの出来事は目の上のたんこぶだ。
このようにずっと気になっていることを「目の上のたんこぶ」と表現することもあるので注意しましょう。