その効果もあってアタリはよく出るが、相手はエサ取り名人だけに思い通りにハリ掛かりしない。このやり取りがカワハギ釣りの醍醐味であり、のめり込む人が多いのかもしれない。カワハギを掛けたとき、そしてバラさず取り込めたときは、なんとも言えない満足感がある。
次々本命を掛けた(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘)
パラパラと追加していきあと1匹でツ抜けだと思っていると、船中アタリが止まった。船長の判断でポイントを移動。水深24mで、海底は同じような感じだった。
開始直後はトラギスが3連続でヒット。しばらくすると矢野さん、トモ中央の人がカワハギをヒットさせた。朝イチのパターンを再現するように矢野さんに2匹目がヒット。次は私の番だと思っていたが、1つ飛ばされ右隣の人だ。それでも誘い続けてリリースサイズのカワハギをゲット。ツ抜けして一安心した。
当日一番のアタリ
その後は朝イチのような活性ではないがポツリポツリと追加していく。終了1時間前、当日一番の強い引きのアタリが出た。カワハギだったら尺近い大物かもと思いながらリールを巻く。何度も強く引き込むのでアシスタントの山本さんにタモの準備をお願いしたが、タモに収まったのは20cmのマダイと30cmのガンゾウビラメだった。
カワハギの薄造り(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘)
その後はアタリが止まり、午後1時の沖上がりを迎えた。当日の釣果はカワハギ23cm頭に16匹(12cmリリース)。薄作りを肝じょうゆで食べて満足の一日だった。
<週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘/TSURINEWS編>
石川丸
石川丸(いしかわまる) >
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この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年11月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。