■レシートポエムの鬼才は以前にも…
イタリアンな雰囲気漂う商品群と「日本の美学の真髄」を違和感なく融合させたレシートは、ツイッター上で瞬く間に話題に。
件のツイートは投稿から数日で2,500件以上ものRTを記録しており、他のツイッターユーザーからは「声に出して読んで、笑っちゃった」「これは美しい」など、称賛の声が多数寄せられている。
なお、スミ氏といえば以前にも、商品名が「五・七・五」となるばかりか、合計金額が「575円」となる「レシート川柳」を世に放ち、レシートポエム業界に多大なる衝撃を与えた人物である。
果たして、今回の「レシート短歌」は、どのような経緯で生まれたのだろうか…。
■「こだわりぶり」に思わず驚き
作品誕生の背景について、スミ氏は「これまで五・七・五の川柳を中心にレシートポエムを詠んできましたが、今年から七・七を増やし、短歌にも挑戦し始めました」「今回はスーパーのまいばすけっとさん店頭で『ピザソース』が目に入ったので、イタリアをテーマに短歌を詠んでみようと考えました」と振り返っている。
スミ氏は「レシート短歌」に並々ならぬこだわりを抱いており、「ただ文字数がはまれば良いのではなく、商品のラインナップから食卓が浮かぶようなレシートを目指しています。今回はイタリアンな食卓ですが、できれば最後の商品をデザートにしたかったです。ただ、文字数的に実現できなかったので、今後の課題です」とのコメントを発しているのが印象的であった。
「レシートポエム」と聞いてネタ的な印象を受けた人も少なくないと思うが、こうした「文字の組み合わせ」の細部に粋なこだわりを見せる行為は、日本人的な美学そのものと呼んで差し支えないだろう。
なおスミ氏は、年明けには商品頭文字を縦読みすると「今年もよろしく」と読める上、合計金額が2023円となるレシートを生み出す…という偉業をも成し遂げていた。
そうした傑作を生み出してなお、慢心することなく「今後は縦読みできてさらに短歌になっている、というハイレベルな作品のも挑戦したいと思っています」と抱負を語っており、その探究心の強さには脱帽の一言である。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
提供元・Sirabee
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