こぼれ球への鋭い反応や思い切りのいいシュートとゴール前での存在感はもちろんのこと、献身的なプレスバックなど守備でもチームへの貢献度は計り知れない。J2上位勢の中でも得点力ではやや見劣りする岡山にとって、岩渕の得点力は1つの生命線とも言えよう。それだけに、カテゴリーの上がる来季はさらに限られた得点機会を確実に活かす能力が求められることから手放せない選手2位とした。


スベンド・ブローダーセン 写真:Getty Images

1位:スベンド・ブローダーセン

今季新たに横浜FCから岡山へ加入したGKスベンド・ブローダーセン。開幕から全試合にスタメン出場を果たし、J1の舞台でも見せていた高いセービング力でシーズンを通して堅守を支え続けた。

PKストップやゲーム終盤の1対1など勝負強さも随所に見せており、クリーンシートをリーグ戦20試合で達成。プレーオフの2試合でも無失点勝利に大きく貢献し昇格の立役者となっている。2021シーズンと2023シーズンは横浜FCでJ1を経験していることも含め、J1初挑戦の岡山にとってはますます頼りになる存在。国内トップカテゴリーでも今季と同様の堅守を武器に戦い抜くためにも、欠かすことのできないキーマンと言えることから手放せない選手1位とした。