今季開幕前、J1アルビレックス新潟から新たに岡山へ加わったDF田上大地。過去には新潟のほかにもV・ファーレン長崎、柏レイソルと3クラブで昇格を経験したベテランは、岡山でも重要な役割を果たしたと言えよう。開幕からスタメン出場を果たすと、シーズン中2度の退場もあったが33試合に出場。センターバックの一角を担いリーグ屈指の堅守を支えた。
ボールを奪い取る競り合いの強さはもちろん、今季は得点源としても存在感を発揮。セットプレーの場面打点の高いヘッドなど、シーズンを通して自身キャリアハイとなる5ゴールをマークしている。守備での貢献度に加え、チームで2番目に多い得点数など岡山にもたらしたものが多いことから手放せない選手4位とした。
3位:藤田息吹
2022シーズン、2023シーズンとモンテディオ山形の主力を担い、チームがプレーオフ進出へと駒を進める原動力となっていたMF藤田息吹。今季岡山でもその働きぶりは健在で、35試合と多くの試合に出場し中盤を支え続けた。
今季はゴールやアシストといった直接得点に関わる数字にこそ表れなかったものの、縦に差し込むパスやボール奪取からチャンスのきっかけを作った。まぎれもない攻守の要であり、フィールドプレーヤーではチームトップの出場時間であることからも代えの利かない存在であることが窺い知れる。J1でのプレー期間こそ長いとは言えないものの、頼れるベテランであることは間違いない。新たな舞台でチームが本来の力を発揮するためにも欠かせない軸となれることから、手放せない選手3位とした。
2位:岩渕弘人
2022シーズンはJ3で31試合10ゴールを挙げ、いわきFCのJ2初昇格に大きく貢献したMF岩渕弘人。昨年J2の舞台でも高い得点力を発揮し、いわきで20試合7ゴールを挙げる活躍を見せていた。冬に岡山へ加入すると第16節から4試合連続ゴールをマークするなど、最終的にチームトップとなる13ゴールを挙げている。