なぜ青い目の人が誕生したのか?
古代エジプト文明の遺品を見ると、ブロンドヘアで青い目の人物が多く描かれている。同様に古代シュメール文明においても、巨大な青い目をした彫像が多く見つかっているのだ。さらに古代のインドやペルーでも青い目の神々が描かれており、総じて古代文明の人々がブロンドヘアに青い目をした人物に着目していたことになりそうだ。
考古学的分析によってシュメール人の大半は黒髪で黒い目をしていたことがわかっているが、その一方でシュメール人は、他の多くの古代文化と同様に、青い目は神々の特徴であると考えており、古代シュメールの彫像の大きな青い目は、象徴的な意味を持っているといわれている。
シュメール人が何を意図して大きな青い目の彫像を作ったのはを正確に知ることは困難であるが、そうした彫像や絵画、レリーフなどの多くが上を向いていることから、天を見上げる青い目は神聖なものと考えられていたことが類推できる。
2000年前、「モチェ(moche)文化」に代表される青い目の支配階級がペルーの北海岸の古代文明を築いていた。彼らが建設した巨大なピラミッドの中には、高さ30メートルを超えるものもあり、周囲の風景を見下ろすようにそびえ立っている。
ペルー北部のモチェ王国の遺跡・シパンで発掘されたシパン王墓は、過去30年間で世界のこの地域で最も重要な考古学的発見の1つであるといわれている。シパン王は背が高く、あごひげを生やし、白い肌を持ち、見事なエメラルドブルーの目をしていた。
さらにペルーのワカ・プクヤーナ遺跡の考古学者たちは、インカ以前のワリ族のものと考えられていた古い墓の中で、青い目のミイラを見つけた。その「仮面の貴婦人」の並外れた青い目が、遠い昔の文明の謎を解き明かす鍵を握っている可能性があるという。
このように古代の文化では、青い目は神々のしるしであると信じられていて、青い目をした人々の像が数多くあり、研究者はそこには青い目を好むポジティブな指向性があると主張している。
なぜ青い目の人が誕生したのか、そこに進化論的な意味があるのかどうかはわからないが、こうして古代から人々の注目を浴びながら徐々に世界中に広まっていった。そして青い目は実は突然変異などではなく、エイリアンの介入によるものでもあったのかもしれない。青い目の人々の存在もまた「未解決」の興味深い話題といえそうだ。
提供元・TOCANA
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