2位T:ロサンゼルス・ドジャース(7人)
野茂英雄/石井一久/斎藤隆/黒田博樹/前田健太/山本由伸 等
MLBのパイオニアと言えば野茂英雄、彼のMLB最初の所属先となったドジャースの名前は野茂の「トルネード旋風」に合わせて、一気に日本の野球ファンに知られるところとなった。特に捕手のマイク・ピアザ、監督のトミー・ラソーダなども人気を博した。野茂は入団した1995年から1998年途中までの4シーズンで45勝36敗を記録。その後は数チームを渡り歩き、2002年に復帰。その年に16勝、翌2003年も16勝を挙げたので、よほどロサンゼルスと相性が良かったのだろう。ドジャースはその後も石井一久、黒田博樹、前田健太、山本由伸と、各チームのエース級をこぞって獲得。そして、大谷翔平の獲得でワールドシリーズも制覇、日本から常に注目を浴びる球団となった。
2位T:ボストン・レッドソックス(7人)
岡島秀樹/松坂大輔/田澤純一/澤村拓一/吉田正尚/上沢直之 等
日本を代表するエース松坂大輔がレッドソックスに鳴り物入りで入団したのが2007年。デビュー戦でイチロー(マリナーズ)と対戦し無安打に抑え、松井秀喜(ヤンキース)とも対戦。日本のファンはこんな豪華な対決に一喜一憂していた。ヤンキースと並ぶ名門チームだけにプレッシャーもあっただろうが、デビュー年に15勝、翌2008年には18勝を挙げる活躍を見せた。また、他でレッドソックスが注目を集めたのが「田澤問題」。日本のドラフトを拒否しMLBを目指し、大きな騒ぎになりながらも、無事契約にこぎつけると、セットアッパーとして3年目の2012年は37試合、2013年、2014年には71試合に登板。その後も50~60試合に登板し、貴重なブルペンの一角として働いた。特に2013年には田澤-上原浩治の継投でワールドシリーズを制覇する活躍を見せた。
1位:ニューヨーク・メッツ(9人)
吉井理人/新庄剛志/小宮山悟/松井稼頭央/五十嵐亮太/千賀滉大 等
MLB屈指の人気球団であり、多くの日本人選手が在籍した球団でもあるのがメッツ。特に記憶に残っているのが、新庄剛志の入団だろう。阪神在籍時の2000年にFA宣言したが、多くの球団の高額提示を振り払って、3300万円での契約。これには球界もメディアも度肝を抜かれた。日本人選手とのかかわりは多く、初年度の在籍は9人と最多、さらに移籍も含めた所属人数でも、野茂英雄、高津臣吾、松坂大輔、青木宣親など合計15人で、こちらもMLB最多の所属数となっている。
スポーツ
2024/12/06
【コラム】MLB日本人選手、初年度所属数ランキング 1位はどのチーム?
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