橋本環奈主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』で、歩(仲里依紗)の亡き親友・真紀(大島美優)の父・渡辺孝雄(緒形直人)が“幻”を見る場面が。その演技が、Xで視聴者の反響を呼んでいる。

■泥酔した渡辺の前に…

震災で真紀を失って以来、周囲を拒絶して孤独のなかで生きている渡辺。泥酔して帰宅し、店に飾っていた真紀の写真を抱き締めていると、「またお酒飲んどん?」と声が聞こえる。

渡辺が目をやると、そこには笑顔の真紀の姿が。「もう、飲み過ぎたらあかんやん」とたしなめる真紀に、渡辺は思わずその手を取って涙をこぼす。しかし、そこにいたのは真紀ではなく歩で、我に返った渡辺は「もうやめてくれ。あんたを見ると真紀を思い出す」と言葉を絞り出す。

後日、聖人(北村有起哉)が渡辺を訪ね、震災前には猛反対していたはずのアーケード設置に協力したことについて話を聞くが、渡辺はそれが生前の真紀の願いを叶えるための行動だったことを打ち明けた。