自分も若い頃、中年男性と聞いて連想するイメージは「暴力的、性犯罪、不機嫌」といったネガティブなワードを思い浮かべてしまっていたし、職場でそういう人と数多く接した経験から「やっぱりそうだ」という感覚を持っていた。

初対面の相手から筆者を見れば、しっかりとこのネガティブなレッテルが貼られている。自分にできることは努力してなるべく、上機嫌で過ごし争いを避け、誰かとコミュニケーションを取る時は平和的で対話を目指すスタンスで接することだ。時間の経過でレッテルが剥がれ落ちる時が来ることを信じて。自分一人で歩いているときと、子供連れで歩いているときとでは周囲が筆者に感じる印象は全く異なるものになるだろう。レッテルとはそれほどまでに強力である。

男性保育士に貼られたレッテルの強さはこんなものではないはずだ。彼らの気苦労を想像すると、気の毒に感じる。責任感を持ち、真剣に子供の発達に向き合って努力をする人はいるのだ。

SNSで事件の大小にかかわらず、瞬時に地球の裏側まで共有され色んな意見が飛び交うようになった現代、偏見を持たないことの難しさを痛感させられた。自分も当初、少なからず偏見を抱いてしまったことに猛省しつつ、今後はできるだけ偏見を排除する努力をしたいと感じる出来事であった。

 

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